人様の同人誌の話です

今年のGWはどこにも行かずに基本的には自宅で絵を描いて過ごしていたのですが、まあ連休中の私の話は正直どうでもいいので先日のCOMITIA120で発行された【いすみ屋】さんの御本が凄かった話をします。
人様の同人誌についてwebの目につくところで色々書くというのは、なんか自分はそういうのしていいもんなのかなぁって色々といまいち判断がつかない部分が多いので普段はしないようにしてるんですけど、今回ご本人から写真とってのせてもいいんですよ!って言われたのでじゃあします!ってな感じです。
いやホント凄いんですよこれ。
長いので畳もうかと思ったんですが、こういう話であればそのままのせちゃうのがいいのかなというわけで以下ずっと人様の同人誌ターン!です!

 

詳細についてはヤスユキさんのpixivやツイッター、ブログ等の情報を見て頂くとして、ざっくり言うと同人誌を作っている・作ってみたい人向けにレイアウトとデザインについてふわ~っとサンプルと解説が載っている本です。ざっくり。
こちら本文からお言葉を借りると「そこまで本格的にとは思わないけど、ちょっとだけデザインの事を知りたい」という人向けに作られた解説本なのですが、なんかもうちょっと薄い本の見映えをよくしたいんだけど取っ掛かりがサッパリわからないし、頻度から考えるとデザインの教本買うのもなぁ・・・みたいな。
まあ自分なんかがまさにそういう人間だったんですけど、とりあえず同人誌を作ってみようかって実際に作業に入ってみるとレイアウトやデザインまわりの課題というのは絶対に1度はぶつかる所だと思うんですよね。
それは漫画小説イラスト何でもそうで、本という形を取る以上は避けて通れない要素だと個人的には思っています。
絵を描く事とレイアウト・デザイン処理能力っていうのは、少なくとも自分は全く別の技術だと思ってますし私はそういう事がサッパリできませんで。
そんなだから毎回合体事故みたいな表紙の本になるんですよ。マジで。

 

ところで【いすみ屋】の亥角保章さんといえば私が昨年の秋ティアで出したイラスト本の装丁作業を丸々やって頂いたという事がありまして、もしもこの記事を読んで頂いてる方の中で昨年出した本とその前に出した本をお持ちの方がおられましたらそれはちょっと見比べてほしい所なんですけども。
以前自分がぱつぱつな状態でとりあえず絵を置いて文章置いてーみたいな事をした時よりもお手伝いしてもらった本の方が確実に見やすくなってると思いますし、恐らくのってる文章の量が前の本より多く収まってると思うんですよね。
サイズが同じなのに掲載情報量自体が増えるというのは、これはかなり凄い事だと思いますし、そこに関してはやはりレイアウト・デザインの力なのだろうと。
レイアウトデザイン加えていうとロゴとかも丸々デザインして頂いておりまして、そこに関しての補足エピソードをヤスユキさんがブログの過去記事で書いていらっしゃるのでそちらもあわせておすすめしていきます。
ぶっちゃけロゴとか作るの難しくない?!って自分は毎回思うんですよね、ホント・・・

 

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前置きが長くなってしまいましたがこちらが先日ティアにて発行された『素人装本』
配置編/文字編/カラー編/見本編の4冊で構成されいて、付録にCMYK印刷とRGB特色の比較本がついています。付録も相当凄い。

 

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A5サイズの本5冊が箱に入ってるぞ!

 

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と、ここで折角写真をとったのにサイズ比較のために一緒に何かを写すという事をしなかったためサイズ感や厚さがサッパリ伝わらないという事に気づいてしまいましたが、まあその辺ガバガバなのは今に始まった事ではないのでこのままいきます。
箱を含めても1.5cmくらいなのでそんなに大きくありません。
このそんなに大きくないサイズ感って個人的には結構ありがたいなーって思っててですね。
ここに至るまでの準備号というか、お試し版レイアウト本というのをヤスユキさんが出されてるんですけど、私はそちらも頂いておりまして実際にデザイン参考用に何度か使ってます。薄い本はそんなに数を出してないんですけど友人の結婚式用に頼まれたウェルカムボードの制作に使ったりしました。
この話(ウェルカムボード制作)した事なかったと思うんでついでに書くんですけど、参考範囲を具体的にいうと下に入れるフォントの種類とか大きさ、配置の部分で活用してました。
A5サイズって作業中に横に積んどいて煮詰まってきたらパラパラ見るのに丁度いいんですよね。

 

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本文の写真とってアップしていいんですよ!って言われてるのでダイジェスト版みたくちょっとご紹介。
こういう感じでサンプルと一緒に本を作る際に知っとくと便利な話が色々とのってます。

 

デザイン・レイアウトの基本的な考えとか技術というのは本屋さんでそういった教本を買って読むのがきっと1番なんだと思うんですけど、そこに書かれている事が具体的にどういった形で同人誌制作に結びついてくるってのは結構よくわかんない所といいますか。
いやそれはあくまで私がそういう人間だという前提で聞き流してほしい話なんですが、レイアウトの基本的な話をされてもへーとは思うものの実際にそれがどう活きてくるのかという部分がピンとこなくて。あまりにも取っ掛かりがなさすぎると活かし方がそもそもわからなくて、なんかそこで毎回座礁に乗り上げてしまうんですけど。
でもこういう風に同人誌をちょっと作ってみようかって形で、パソコンの中に最初から入ってるフォントで同人誌のロゴは作れるのか?とか、フォントサイズ~ptって実際どれくらいの大きさなの?とか、リッチブラックて何?ってやってもらうと、それは同人誌の原稿制作という作業で実際に使う技術や考えなのでスッと頭に入ってくるんですね。
これ書きながら私その辺できなさすぎてやばくね?って段々不安になってきましたが、ここから始める同人誌制作みたいな感じで手元に1セットあるとかなり便利な本だと思います。
レイアウト・デザインの技術を本格的に学ぼうとすると、やはりそこから先の事っていうのは世のデザイン教本の出番なんだろうと思うんですが、まずそこに至るまでの前段階としては個人的には大助かりでした。

 

と、ここまで長々と宣伝記事っぽい事を書いておきながら今後の頒布形態の詳細を聞くの忘れてて、おすすめなんだけど通販やってるのか謎っていうなんか実にすいませんという話でありまして。
外部委託で今後の頒布も検討されているそうなので、そこはツイッターをチェックですよ!
うーんこのガバガバっぷり・・・
でも普段人様の同人誌の紹介ってする事がないんで書いてて面白かったです。
明日からはまたらくがきとゲームの大体いつもの日記になります。