個展ありがとうございました

なんとか個展を乗り切りました。個展に来て下さって尚且つここも見てるという方はほとんどいないとは思うんですけども、もしいらっしゃっていたという場合はありがとうございました。
なんか1週間ほぼ毎日デビュー時の話とかしましたね!デビューっていつですかって・・・え、いつだろう・・・?みたいな感じなんですけども、商業のお仕事で名前が出たときをデビューと仮定したら2006年かな?というフワっと感。そんな話をしていたらなんか10年以上やってるプロです!みたいに持ち上げて頂きまして、なんかもう笑うしかなかったのでとりあえず笑っておきました。終始苦笑いです。別に気分を害したとかそういうわけではないんですけど。全く。
心身がぶっ壊れて外で働くことが不可能な状態になって、絵を描くしかやれる事がなかったので自分の医療費をなんとかするために絵を描いて、それでなんとかギリッギリ、マジでギリギリで辛うじて社会の端の方に引っかかってた状態だったという話でありまして。うつ病について自分と周囲に正しい知識と理解があればこあそこまで悪化+長期化する事もなかった話なので、ぶっちゃけ美談でも何でもないからな!それはな!なお寛解はしてない。
夢は諦めなければ叶うよ!というより廃人状態の時に働かなくていいよねとかそんな事して無駄だったとかちゃんとした方がいいよとかもう散々言われたため、そういう言葉をブチ殺してやる!絵しか描けないから画力をつけて殴るしかない!ていう怨念パンチですよ。
これを本業ですといってもまあ怒られはしないんじゃないかなってなったのは比較的最近だと思ってますし、重要なのは経歴ではなく来年も再来年もこれを続けている事の方ですから。これからもなんとか頑張っていきたいです。
あと個展に関して個展を通して何を伝えたいですか?みたいな事も聞かれましたが、職業としての認知度をあげてもらいつつ今は田舎でもこういう事はできますよって話に尽きる感じです。どうしてそんな話をする必要があるのか、という事についてはもし今後機会があればその時にでも。
期間中に褒められすぎたり、差し入れも頂いたりと大変にありがたい、いい経験になりました。改めてありがとうございます。
個展を乗り切った後に書く話としてどうかなのかとは思いつつも。本人これですから、身も蓋もない話しかできなくてね。

 

また、個展がはじまってから告知もありましたがイラスト教室の講師もやる予定でありまして。
私自身のこういうアレな経験も含めてそれなりに言える事も増えてきたので。今回の個展もそうなんですけど、田舎で何かこういう事したいとかこういう相談をしたいという事があればできる範囲でお手伝いさせて頂ければという感じであります。田舎はその土地に住んでてこういう事やってます、というのは(少なくとも島根という所では)それなりに説得力があると思うんですよね。
ともあれ、がんばります。それしかできないですから。良くも悪くも。