ペインター日記です

拍手というかリク箱の方へ質問を頂いていたのでペインターの話をば。
よくブラシ以外は擁護しないですよって言いながら自分はペインターを使ってるわけなんですが、人におすすめするかって言われるとまあ・・・あんまり、しませんが。
などといいつつ何故にペインターを使うかと問われれば、やっぱり混色やテクスチャの出方の独特さと優秀さかなぁと。
私は昔アクリルガッシュを使ってたんですけど、当時色彩王国に載っていた田中久仁彦先生の紙面上で混色しながら色を作って塗るという、ざっくりいうと紫を塗る時にパレットで赤と青を混ぜてから塗るのではなく赤か青のどちからを先に紙面に塗って絵の具が乾かないうちにもう1色を紙面上にのせてそこで紫にするという方法で色を塗ってまして。紙面上で色を動かしていく感覚をいまだに引きずってるんですね。
私にとってはそれが1番直感的に色が塗れる方法なんですが、PCでそれを再現しようとするとめちゃくちゃ面倒なんですよ。ブラシ大量に作ったりしてるのもその辺りが理由の1つで。
そういう挙動を求めて色々やって9から暫く離れていたペインターに12で戻ってきました。

 

180402

好みの問題ですけど、こういう事をやりたいと思ったら特に間の色調の出方はペインターが1番綺麗だと思うんですよね。混色馴染ませ引っ張りとあとはタッチ感の残り方というか。

 

文章だとわかりにくいので試しに録画してみたもの。
レイヤーをわけずにこういう処理で塗ろうと思ったら頭1つ飛びぬけた性能だと思います。そしてそれ以外は擁護しません!本当に!

 

t170806b

しかしその混色能力の高さについては他ソフトと併用した場合、こういう事を5分とかからずできるのがペインターの強みかなぁと思います。
ただやっぱり今SAIやクリスタといったお手頃価格のソフトができる事がペインターではできなかったりするので(レイヤーのクリッピング機能がないとか)そこに求めるものがない場合はどうしても面倒くささや不便さが目立つ感じはぬぐえないといいますか・・・。
バージョンによる当たり外れの感覚も個人差がでかすぎて触ってみないとわからないバクチ感もすごいし。
いや、私は好きなんですけど。

 

というわけでお返事です

 

>WEB拍手がエラーになるのでこちらから失礼します。使用ツールにペインターと書いてありますが

どうも!折角なので日記のネタにさせてもらいました。
大体こんな感じであります。
とはいえSAIかクリスタがあればそれで大体は事足りるのでやっぱりあんまりおすすめはしないソフトかなぁと思うんですけど、塗ってる時のしっくり感と最終的に出せる色の幅というか諧調のリッチ感みたいなものがSAIやクリスタだとあと1歩足りない・・・と感じてしまうのでペインターを使ってる感じです。
微妙な違いですがこれがペインター、こちらはSAI2です。この辺りは欲しい雰囲気によって使い分けてるので全部が全部ペインターというわけではないのですが、最終的には好みでしょうか。
重ためのカラーが好きだとはまりがいいソフトだと思うんですが、アニメ塗りっぽいさらっとした絵にしたい場合は色がくどすぎて微妙かもしれません。
あとはバージョンによる描き味の違いがかなり大きいので、人によってはめっちゃいいよ!というバージョンが自分の場合は微妙だったとかあるあるなんですが、2018になってからは私はよく使う機能まわりが安定してくれたのでここ1年くらいずっとペインターがメインになってます。