FF9クリアしました。よかった・・・ので以下つらつら感想を。

 

作中何度も出てくる「生きる」というフレーズ。自分を生きるって何だろう、自分で考えて導き出した自分の意志と決定に自分に責任を持っていくことじゃないか。
私はそういったものを感じていたわけなんですけど、そうやって自分を生きるって本当に・・・難しくて。
人は意外と自分自身ではなく、実は誰かの何かを生きてたりして。それは育った環境の影響でそう思わされているとか、そういう中にずっといるとそこに疑問を持つこと自体が困難だったり、いろいろですけど、実際にFF9で語られたような意味で自分を生きるって存外難しくて大変な事だろうと。そんな風に個人的には思ったりするわけなんですけど。
それでもそこに逃げるんじゃなくて向き合わなきゃ・・・そうしてみんなで成長していくのがとてもキラキラした物語でした。
作中では何かを悩み、決断する事を繰り返していくわけなんですけど、そのひとつひとつを変に揶揄したりしないのが良かったです。そういうものをちゃんと大事にしていった結果「生きる」というフレーズにどんどん厚みが出ていって納得のラストに繋がった感。
あと個人的にスタイナーの描かれ方はとても良かったですね。最初は騎士という役割を生きていたけど、次第にちゃんと本当の騎士という自分になっていったので最終的にめちゃくちゃ格好良いキャラになっててブワッ。

 

やっぱりなんだかんだいって頑張ったらちゃんと頑張っただけ報われて、最後に待ってる人のところに帰ってくるタイプの話が好きだなぁと思った。
FF9よかったッス。