ページ数だけ確定しました。表紙込みで32Pの本になるはず。
いつもはコマ割りと絵の配分を決めてから最後にシーンにあう台詞を考えていたのですが、今回は珍しく台詞の打ち込みを先に終わらせました。すでに原型はできている話だったのでちょっと気が楽でした。
BLのL成分がどこにあるかいまいちわからない大体いつもの感じ・・・のような、ウォルトがずっとロイ様のことをいかに好きかを語って聞かせる話なのでむしろ珍しくBLっぽいのかもしれない。なんかそんな本です。

 

今回のネーム作業中に久しぶりにずっとスタンド・バイ・ミーを流していて。別にそれが話のテーマだとかはそういうのでは全然なくてただの純然たる好みで流してるだけなんですが、ふと映画の方のスタンド・バイ・ミーは1度も観たことがないな・・・と思って今日はじめて観ました。字幕の方。
良かった・・・物凄く良かった・・・・・・なんで今まで観た事なかったんだろう。
映画の存在については中学頃の英語の授業の時に曲とあわせて知ったクチですが、でもあの時に観てて面白い映画かといわれると多分当時の自分には大して刺さらなかったと思います。
Zガンダムのカミーユとかそうだったんですけど、自分の年齢だとかマインドに近いキャラとか話って逆にピンとこなかったみたいなんですよね。多分近すぎて作品を俯瞰して観る余裕とかがなくて「何これ?」で終わっちゃうという。
そういう意味ではもうちょっと早く見たかった気はするけども今このトシで出会えてよかった映画でした。
激しいアクションがあるとか、世界に実はすごい謎や秘密があるとか、そういう作品ではないんですけど終始すごくドキドキしながら観てた。あとゲロのシーンがきつかった。
とても狭いコミュニティの話なんだけど、でもあれくらいの年齢の頃ってそういう見聞きできる範囲が世界の全てじゃないですか。そしてその世界はめちゃくちゃ広いし、強大だ。大人はわかっちゃくれないしさ。
そういう世界と秘密を共有する友達と知らない日常に向かって足を踏み出していくってたしかに大冒険なんですよ。特別感がすごい。そりゃドキドキしながら見ちゃうよね。
最後はみんなまた自分の家に帰っていって、次第に会う機会も減っていくんだけど、あの2日間って忘れられないですよね。少なくともゴーディはそうだったみたいですし。
で、映画の最後にスタンド・バイ・ミーが流れる。最高か・・・
映画のEDではじめて「友よ、友よ」っていう訳を見たのですが、これはうまいなぁと感心しきりでした。(英語の授業で知ったときはたしかカタカナでダーリン、ダーリンだった)
また5年後とかに見たい映画でした。