塗りに関して、じわじわとですがずっとやりたかった事が形にできるようになってきた手ごたえを感じた日です。
やりたかった事というのはタッチの残し方なんですけど、これまでも何度か試してはなんか塗りが雑な印象になるだけで思ったような結果にならず、仕方なくそういう本当はタッチやノイズを入れたかった部分にグラデーションやぼかしを入れていた感じだったんですけど写真スケッチを繰り返していくうちに色の選択と面の整理ができるようになったからかなんとか絵に出来るようにはなってきたのかなという感触を持っているのですが。
いやまあでもわかんないですけどね。自分がそう思ってるだけで他の人から見たらエッ、雑じゃん?!ってなる可能性も大いにあるわけで。でも私としてはこの方向を強化できたらいいなーと思ってるので暫くはこういう追及をしていきます。
私は王ドロボウJINGっていう漫画が大好きなんですけど、熊倉先生はボンボン時代からカラーも痺れるくらいにかっこよくて話が進むほどに絵の中のタッチの残すような塗りになっていって、それがなんというか面でとってます!みたいな方向になっていったんですけど、KING OF BANDITの頃になるとそれがより洗練されて行って大火事のシーンがもうこれそういう絵画でしょっていう絵になってて。私はその描き方が物凄く好きなんですよね。漫画絵らしさというか、ちゃんとデフォルメがききつつ大胆な筆のタッチ感があるっていう個人的にあれって相当な衝撃で。
今にして思うと熊倉先生の絵は元々アメコミっぽい絵だったし影響も受けてるらしいので、多分カラーの処理もアメコミのカラーの流れを汲んでいってああいう感じになったのかなと思うんですけどアメコミに詳しいわけではないのでその辺は全然わからずです。
まあとにかくそういう絵の描き方に憧れがあったので筆のタッチ感のあるカラーっていうのがやりたくて、ペインターを使っていたのも滲みと同時にタッチ感を出しやすかったからというのも大きい理由で。最近artstationとかyoutubeを見てフォトショップのブラシを見直しているうちにフォトショでもなんとかなるようになってきたこともありそっち方向にふっていきてえ~~~~となっている次第です。
ただ今は滲みっぽい表現についてはできれば控えようと思っているのでペインターみたいな絵にはならないと思うんですけど。というか色の広がり方が独特過ぎるからペインター時代の絵はペインターでしかできないような気もしますが。ちなみにペインターは今年も課金しています。笑ってくれ。