疲れているので過去絵発掘シリーズです。犬の名探偵ホームズ好きすぎてなぁ。宮崎さんの絵コンテ集を持っているのですが、一時期それをちまちま模写してた事がありました。あれは凄く勉強になったし楽しかった。またやろうかな。
イラコン用の絵をぐわっと描いていて、規定枚数描き切って送ってきたので何やらやりきった感に包まれています。
出すのは5回目だか6回目だかになるんですけど、初めて出したのっていつだっけと思って過去ファイル見たら10年くらい前で眩暈がします。学校と検索サイト以外のコンテストに出すのが初めてだったので友人を呼んで足りない所の指摘をしてもらったのですが、その時指摘されたのはキャラクター魅力がないのと物のディティールがいい加減という2点で、それは今もあんまり改善された気がしません。良くねえ。
当時は物凄く焦りと迷走ぶりが酷くて、何か1つでも結果が欲しいと今はなきガンガンのイラスト賞に出したりコバルトに送ったりしていました。結果はどれも落ちているのですが、絵を人前に出す時にそれをどういう風に見られたいのかとか自分の得意な武器は何かという点を意識する良い切っ掛けだったと思います。
今は昔よりは上手くなっているはずなのですが、それでも別に流行の絵ではないし自分以外に需要のないものを描いているのではという不安にもまあ大体いつも襲われている。が、もう、そうするしかねえやという諦めが段々ついてきた。良くも悪くもですが、でも今は好きなものをとにかく追求していった方がまわりまわって自分の武器になると感じているのでそうしています。
昔は奇抜なものを描く事が個性だと思っていたけど実際の所そんなものはそこになくて、絵の個性などというものに下手に執着するとただ自分の首が締まり表現の幅を狭めるのでそういう事は後で考えればいいと思うし、ちゃんと後からついてくるよ。そういうの。と、今は思っている。
絵の個性って便利かつめっちゃ曖昧な言葉だなーと思うんですけど、私はそれについては何をどれだけ好きかという事に自覚的で同時にそれにどれだけ付き合えるかどうかだと思っています。これ、伝わらない人には全然伝わらないと思うんだけど、私はそう思ってるよ。