頭部の形取るのめちゃめちゃ苦手で清書するたびに頭のサイズが変わっていたのですが、吉田健一さんがXに上げてらした手元動画を見てまず頭の外郭から決めていくのだなという気付きを得てからだいぶらくになりました。
これまでも頭のアタリはとっていたし、とっていた上で上手くいかなくてどうしたらいいんだと随分悩んでいたのですがシルエットを拾う事の重要性というのを改めて感じた瞬間でした。
頭のアタリを取る→前髪から順々に後ろに向かって描くという工程を頭のアタリを取る→シルエットを先に描くにしただけで安定感みたいなものが出ました。上手く描けてるかどうかはさておき、ではありますが。それでも自分の中の頭描くの苦手意識がこれでだいぶ緩和されました。
あとは最近1ヵ月くらいさぼっていた人物クロッキーを再開しているのですが、なんか今更なんだけど人間の目ってちっさいなと思っている所です。特に今紙に描いているので拡大して描くということができなくて余計に人間の目って小さいなと感じているのですが、いわゆる漫画絵で人間の目を大きく描こうとした人は何を思ってそうしたのだろうと今更疑問に感じたりしています。
私は生まれた時から目の大きい絵に囲まれて生きてきたからそういうものだと思って描いていたし親しみもあるのですが、目を大きく描くって凄い発明だったんだなとなんか今基本に立ち返ってみて改めて謎の感動を感じている。
まあそれはそれとして今クロッキーや模写などの練習の絵は全部紙でやっておりまして、昨年からこの夏くらいまではずっとPCで練習をしていたのですが練習に限っては紙の方がいいかも・・・となっています。
デジタルだといくらでも拡大縮小ができてしまうので細かい所が追えるメリットはあるのですが、癖で描くとき無駄に拡大しすぎて全体感を損ねる事が私は多くて基本の比率とかシルエットをきちんと習得するなら拡縮の出来ない紙の方が良いなとここ数日で実感している所です。
最初に買ってもらったタブレットが1番小さい奴で、そのサイズで10年くらい描いたもんだから拡大して描くのがクセになっちゃってて抜けないんですよね。
ただ紙に描くと場所をとるという問題が出てくるんだよな。フルデジに移行した主な理由が片付けや保管が面倒だからだった人間としては何気に困る。
こういう時こそipad先生の出番なのかもしれませんが。