ライティングの雰囲気が出ない問題について久しぶりにカラー&ライト引っ張り出してきたり動画や写真を漁っていたのですが、明暗の差が足りないというよりは(それも多少はあるのですが)光と影の面の構成が甘い方に問題があるのではと
久しぶりの自由研究ですが、イラストを塗る工程をベース+影+ハイライトの3ステップくらいで考えて塗っていたのですがそもそもその前提から考え直した方がいいというか。
ハイライトが入るかどうかって材質質感によるところなので、何でもかんでもこういう工程を踏む必要がないというか。まあ考えてみれば当たり前ではあったし、イラストの見栄えを考えた時にこの3ステップで塗るというのは結構大事だしそれはそれとしてアリなのですが。
結局のところ思い込みで描きすぎなのと対象の観察が全然足りてないということなんですよね。大体いつもこれですよ。
とにかく面の単純化の意識が足りてないことが絵が見やすくないとかライトの雰囲気が出ないとかそういう事に繋がってるぽいし、前提として面が整理できてないまま中の諧調(例えば2影とか3影とか)や面同士の馴染ませが過多なのが諧調が多すぎて工数の割には画面がよくわからん問題になっておりマイナスの要素として作用しているというか。つまり全体の明暗設計を単純化して面としてきちんと構成できれば良いということかな。
というわけで今回やった処理のメモです。
とにかく2色くらいで明暗の形をとってその雰囲気を崩さないよう上のレイヤーに細かい色味や描きこみを加えていき、面の雰囲気を損なったと思ったら2色構成のレイヤーから面の形状を読み込んで面を整理するということをやっています。
やってみて気づいた事としては自分は細かい色を足して描きこんでるうちに面の境界がぼやけてきてそのまま全体がぼやーっとしていたので、面の形状・雰囲気を維持するというのはわかりやすい絵作りのためにかなり大事な要素なんだなと感じました。
あとはこう塗りこみ作業前にモノクロでライティングの参考レイヤーを作っておいて、これをオンオフしながら全体の雰囲気を確認しつつ塗ったらめっちゃやりやすかった・・・別に無理にモノクロを塗りレイヤーとして活かす必要はないんだよな。ちなみにお仕事だとラフの段階で光の設計をしたものをラフとしてお渡しすることが多いのですが、趣味の絵でもこれをやればよかったんだよな・・・どうにも面倒が勝って・・・
画像が多くてわかりやすかった動画