オーブが集まったので命の大樹に行ったら見慣れたあの勇者の剣が中心にあったのですが、背後から来たホメロスとデルカダール王にとりついていたっぽいウルノーガに奪われる流れに。
まだ中盤に差し掛かったくらいだと思ってたので何かイベントが挟まるとは思ってたけど、まさか勇者の剣がそのまま魔王の手に渡っただけでなく魔王の剣に変化させられてしまうとは・・・流石にショックでしたね。なんだかんだいってあの勇者の剣って希望の象徴みたいなものだし。
勇者から勇者の力も抜き取られ砕け散り大樹は力を失い大地に墜落してこれでもかっていうくらいの絶望が世界を飲み込んでしまって、ほとんどの人は生きる気力を失ってしまったけどそれでも何とか出来る事があるんじゃないかってあがく人もいるというのは良かったですね。
各地に散ってしまった仲間たちも無事か・・・どうかわかんない人がちらほらいるけど、少なくともシルビアは諦めない人たちをあつめて希望のパレードをするって言ってたのでシルビアは無事にパレードを進めてるといいな。
大樹が落ちてから絶望に抗う術として”希望”というフレーズを強く押し出されている印象を受けているのですが、希望ってなんだろうなって大樹が葉を失い墜落していったのを見てからずっと考えています。
誰か信じる心とか期待する心とか自らを奮い立たせるものとか、解釈は色々あると思うんですけどあの暗い世界で希望を持って生きろっていうのはかなり難しいし辛い事だと思う。
牢に閉じ込められたハンフリーたちが諦めの心で絶望を受け入れていたのも責められないですよ。人間は弱いから。
ただ強烈な光を見ると人はそこに希望を見出して前に向かう勇気を得るのかもしれないなと何度も立ち上がるマルティナを見て思ったりもした。
各地にいる諦めない人もそういう光を希望と信じて前に進んでいるのかもしれないし、それは最後の砦にいるらしい英雄(多分グレイグのことだと思う)かもしれないし、公演をやめなかったサマディーのサーカス団かもしれないし、そして同時に勇者だの悪魔の子だのと言われ追われ世界を旅してきた主人公たちが各地に灯してきた小さな炎の1つ1つに意味はあったのだと思いたい。人が歩いていくために微かでもいい、どうか道を照らしてくれ。