昨日の残りのお酒を片付けつつ描いたシレーヌ。お酒そんな強くないからアルコール入るとすぐできあがる方なんですけど、そのおかげで酩酊お絵描き楽しいけど集中力とか判断力とかは劇的に落ちるのであんまりしっかり描きたい時には向かないなぁと。毎年大晦日の夜に泥酔お絵描きやってますけど今年は酒無しでいこうかな・・・
で、なんでシレーヌと酒かっていうと昨夜は実写版デビルマンを見ていたからです。
その凄まじい評判だけ聞いてはいて、実際に見たことはなかったのですが今回友人が一緒に見るっていうから見ました。
結論から言うと正直そんな思ってたほど悪くなかったなって感じだったんですけど、これはそもそもの前提条件として私が映画見る前から泥酔していた、一緒に見てくれる人が3人いた、声出してツッコミまくれる状況だったという状況が揃っていたからであって、もし私が映画館で1人で行ってこれを見たら多分耐えられないと思います。

なお実況ログがこちらです。
そんで一晩たって気づいたんですけど、多分映画にツッコミまくれる状況がそれなりに楽しく感じたのは私が原作を履修してるので話の流れと設定を知ってるからであって、デビルマンをよく知らずに映画を見てしまった3人の戦士はマジで苦痛だったと思います。一応私が所々解説を挟んでいたのですが、それでもお疲れさまです。
これ私は原作知識があった事で話についていけ・・・てなかったけど、まあそれでもギリギリああまあこれはここの話なんだろうなっていう予測でもってみる事はできたんですけど、事前知識ゼロで挑むと本当に何がどうなってそうなったのかが一切何もわからないと思うので大変だったと思います。
一緒に見て下さった方いわく「張られてない伏線を回収した結果何もわからない」との事でしたのでね。
なんであそこまで説明という説明をしないのかもわかんないし大事なシーンはことごとく端折られて話が進むので不動明も飛鳥了もともに掘り下げがマジで全然ないまま進むのでラストシーンの感動も絶望もクソもねえよ!!!状態で。
シレーヌとジンメンはなんであんなに端折ったかなあ・・・あれめっちゃ大事な話ですやん・・・シレーヌどこいったん状態だしジンメンはワンパンで終了ですよ。なんでだよ。
ただ良い所が全くないというわけではなくて、例えばCGが2004年の特撮だと思えば当時としては結構良くできてたんじゃないかなって雰囲気で、CGデーモンのデザインは原作をうまくアレンジしてて良かったしデーモン同士のバトルシーンはなかなかよかったです。
また、舞台装置というか絵作りというか、とにかく良いカット、見せ方がいいなーっていう所は結構色々あるんですよね。
あとはあれだけ端折りまくってた中で牧村家の光ぶりとそこからの地獄をちゃんと描いた所は評価したいです。
ただその素材を活かす役者さんの演技力が・・・致命的になかったですね・・・役者さんには申し訳ないのですが、演技力の大事さを思い知る映画でした。あの「あ~~~~~」は何だったの。気の抜ける掛け声、そして気の抜けるガンカタっぽい何か。
まあそんなこんなでデビルマンってついてないオリジナル特撮映画だったらまあB級映画ですよねーで済んでいたし私はこれはこれでアリかもしれないなって思ったんですけど、これがデビルマンを名乗っているせいで途端にウオオオオオオオオオイってなる。
なんか視聴中ずっと原作はちゃんと面白いですからね的な話をしていたし視聴後は原作読むか今ならDEVILMAN crybabyありますからってそっちをおすすめしていました。
これが仮にゲッターだったらまあそういう宇宙の話だしで済んだんですけどデビルマンを名乗ってデビルマンっぽいことをするからた、頼むー!デビルマンを誤解しないでくださいーーーー!!!という気持ちにめっちゃなる。
多分実写デビルマンがここまで悪い意味での伝説になってしまった理由のいくらかはこの内容でデビルマンを名乗るからじゃないかな。デビルマンじゃなかったらまあB級映画ですよねで終わっていたというのに・・・
もしも未視聴でこれからデビルマン見るという方がいたら1人で挑むのは絶対やめとけと強く言います。あと本当に何の説明もなく話が進むので有識者はせめて1人は居た方がいいと思います。
などといいつつデビルマンに興味があるなら原作を読むのが1番いいです。