過ぎ行く他人の姿を描いた方がP5っぽい感じが出ると勝手に思っているので、このコマは当社比でP5っぽいと思って描いています。
よく知らない人の顔なんてのはよく見えなくてあまり識別もできないんだけど、それは別にいないって事じゃなくて。
漏れ聞こえる声とか、よくいる場所とか。良くも悪くもいつも誰かとなんとなく一緒にいる感じ。
どこへ行っても人がいる、ひしめいている、という事が田舎人の感覚からするとああこういうのまさに東京なんだなーって思うのです。ゲームを通して感じる東京の疑似体験のようなものが個人的にはP5というゲームをやってて面白かったところの1つなんですけども、あれはアトラスさんが東京にある会社だからできた事だよなーと思っているし、東京への愛を感じられるからとても好きです。
ゲームハードが進んで容量が増えたから色々できるようになって、そこで他人の姿や生活、営みといったところの描写に容量を割いてきたのは個人的にはめちゃくちゃ高感度が高かったし、別にそれら全てを美しく描いているわけではなかったのがね。もうね、良かったですね。この話は何万回でもしていく。
別にゲーム内ですれ違っていく人々が温かかったんだとか、個人的にはそんな事なかったどころかどちらかというと怖いと思ってますけど(2周目現在も)それでも人間だから人間が描かれていると好感を持ってしまうのです。
映画館に行くと映画やってるのが最高なんだよなぁ。

 

ルブランを描くとP5の本っぽいぜという自己満足感を得られるんだぜ・・・